カスタマーレビュー
現場のための経営本経営本を読むのが好きな一従業員です。 普通、経営哲学や手法、経験談などで「これはおもしろい、この発想はすばらしい」と思うことはあっても、それで終わりでした。 この本は、そこから先の「どうすれば実現できるか」をわかりやすく具体的に書いています。また、理論の部分も面白く、「顧客償却」という筆者の言葉が、先日とある本で読んだ鈴木敏文イトーヨーカドー会長の『売れる商品=飽きやすい商品』という言葉を科学的に(式によって算出できる形で)表現していて、経営コンサルタントとしての筆者の分析力、視点の幅の広さを感じました。 経営理論を吸収したい人だけでなく、抽象論はいらない!という人こそ、読んでみると面白いと思います。元気が出てくる中小企業の社長をしています。早速この本を買い、改革に取り組みました。一年経っていないので結果はどうなるかは分かりませんが、社内の雰囲気はよくなり、目標に向かって頑張る社員の姿勢が見え始めてきました。じつはそれだけでも社長にとっては嬉しいものです。社員の問題意識が高まれば改革は間違いないと思っています。この本を読んで儲かる会社にしようじゃないか!タイトルにもある通り、1年で儲かる会社にするための事細かなノウハウがいっぱい書いてあります。 細かい数字や事例もたくさん載ってるので、割と読みやすい構成になってます。とにかく経営者の意識改革をさせられるので(金融機関からの借入れをゼロにする!とか・・・)、危うい会社はもちろん、「うちは大丈夫」と思っている会社にもかなり役立つ内容だと思いますよ。まさしく「経営者の脳内革命」をするにはうってつけの1冊です。
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