カスタマーレビュー
あなどれないですねこれは今年一番の収穫かも。いろいろ「仕事ができる」系の本は買いましたが、こんなんできねぇや、うそくさいなぁというものばかりでした。朝早く起きるとか、メモ帳が大事なんて、改めて言われても・・・という感じでした。その点、「分類はすべてに通じる」という素直な物言いが好感が持てました。「分類と言われても」と思い買ったのですが、ほかの本とは全然違うんです。いっぱい気づきを与えてもらいました。この価格は安いです。著者に感謝です。少年時代、昆虫採集や岩石採集が趣味だった男たちへ昨晩、先日注文したこの本が届きました。帯には、「分類の主な効用」として △モノゴトを単純化する △分類枠を見直せば新しい発見がある △発想を豊かにする △ムダな時間をなくす △独創性を生む △判断力をきたえる △全体と部分を同時に見ることができる、、エトセトラと あります。 もしや、私がいま抱えている仕事の問題は、こちらの本を読むことで思いがけない方角から解決するのかも!と思いながらわくわく読みはじめています。 それぞれのコメントが、ほとんどきっちり、図解などとともに見開きで完結していて、すごく読み手のことを考えている仕立てだなあと、読みすすめるほどに感心。 今日の私にとくに「効いた」くだりは、1章7の、分類でムダな時間をなくす のところ。 「必要な時間を最初に決める」というところです。 めちゃめちゃ多忙な出版社で編集をされていながら、同時に自分の本を何冊も出版されている方を知っているのですが、その方に、以前、どうやってお仕事をそれだけこなしておいでなのですか? と伺った時に、もらった答えも「時間を決めて、その枠の中で仕事をする」でした。すっかり忘れていた、その言葉を、この本を読んで、思い出しました。 あと、もしかして、この本は、昔昆虫採集や岩石採集をされていた男性に、ノスタルジーを感じさせる本かもと思いました。あの頃の気持ちを思い出せば、仕事もたのしく分類できるのかも、とも。なるほど、使えそうです。人間の思考の出発点となっているのはモノゴトを「分類」することだそうです。なるほど、そう言われればそういう気がしました。ひところ流行った「整理」法の本とあわせて読めば参考になると思いました。 分類の考え方から、文書、蔵書等の整理の基本となる分類のやり方、さらに様々な分類法まで盛りだくさん。図や表がいっぱいあってスイスイ読める感じ。お買い得の一冊と思いました。
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