カスタマーレビュー
就職活動をする理工系学生に是非読ませたい。エンジニア志望の学生に製造業理解のために是非一読を勧めたいです。 就職活動では工場見学をする機会もありますが、その前にこの本で予習をしていくと、とても理解が進むと思います。大学で「研究」しか見たことのない理工系学生は、「研究」という仕事がモノヅクリの行程の一部であることになかなか気づきにくく、研究者以外の仕事に関心がもちづらいです。是非、この本で視野を広げて世界に冠たる日本の製造業の工場へ足を運んで欲しいと思います。 大学の授業でも扱って欲しいと思う位の出来映えの本だと思いますが、「研究」という部分についても若干ページを割いて戴ければと完璧だと思いました。タイトル上、それは叶わないことかもしれませんが、「大学の研究」と「企業の研究」の違いは重要で、後者はこの本の主旨にも合っているのではないかと思うからです。改善のためのチェックリストにも本文中にはよく吟味された図解が多用され言葉も平易で大変理解しやい、「製造・生産」を解説した図書の中でも代表例による「つくり方」の資料はユニークで貴重。社内での改善推進の着眼点発見のためのチェックリストとしても活用できる。新人研修用資料としてもほど良いページ数で構成され、製造業について理解を進める有効なステップとなる優れた図書である。製造業を知りたいなら「工場の仕組み」をお奨めします これまでにも製造業に関する書物は数多く出版されていますが、いずれも生産管理や品質管理など断片的に理論・手法の解説したものが多く、本著のように製造業をあまり知らない人でも、製造業の全体の仕組みが理解できるように、分かり易く解説したものは少なかったように思います。 特に第2章「工場見学」や第5章「レポート」など、このような視点で 製造業を解説したものは稀で、製造業を知る上で何が大切か著者の製造業に対する造詣の深さに感心しました。 これから製造業に関わりを持たれる方は、まず本著「工場の仕組み」 をガイドブックとして読まれ、その上で専門書を紐解かれるとよいと 思います。特にこれから製造業に入られる新入社員の方はもとより、製造業を対象としたシステム関係の仕事をされているSEr.の方々には製造業の基礎知識を学ぶ指南書としてお奨めします。
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