脳死・臓器移植の本当の話

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脳死・臓器移植の本当の話

脳死・臓器移植の本当の話 ISBN:4569626157
出版社:PHP研究所
Author:小松 美彦 
Media:新書
価格:998




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カスタマーレビュー
著者に都合によい情報だけで構成されています。「本当の星の王子様に。」レビュアー: mikiso さんの意見に同意します。「すべての事実をみたて自分の意見を」と語るなら、脳死・脳死移植に反対である著者自信に、都合のよい情報だけ、をならび立てるべきではなく、都合の悪い事実も平等に情報を読者に提示しなければなりません。たとえば、移植しない場合した場合の生存率を比較していますが、生活の質はどうなのでしょうか? 心臓移植をうけた方の体験談などは、数多く発表されているはずですが、本書では一言もふれられていません。おそらく、著者にとって都合の悪いことなのでしょう。著者の回答を期待します。安心できる医療体制が全ての前提だこの本の最大のポイントは、「臓器移植法案」成立後の最初の脳死臓器移植である高知赤十字病院での脳死判定・臓器摘出を検証した箇所であろう。ここで、著者は、この脳死判定・臓器摘出が「和田事件」に引けをとらないほどに杜撰であることを明らかにしている。「脳死」に於いて「意識」は本当に消失しているのか、とか、臓器移植の延命効果の有無、といった医学的問題については異論がありうると思うが、移植推進側の隠蔽体質やゴマカシは明白である。本当に臓器移植を推進するつもりなら、十分な情報開示が必要であろう。脳死患者からの臓器摘出に賛成するか反対するかにかかわらず、この論点については筆者の姿勢を評価したい。本当の星の王子様に。僕は医学生です(って書いてこの評価だと、イキナリ色眼鏡で見られそう(笑))。本には医学的な疑問点も幾つかあって、脳死移植反対な医師の受け売りなのかな?と思ってしまいますが、それはある意味無理からぬことですし、別に評価下げる要素にはなり得ません。

それより何倍も気になるのは、科学論やら物の見方やらが専門であるはずの彼が、(医学者としてではなく「科学者」として)非常に一方的な伝え方しかしていない点。なるほどこの本を全部見た人なら脳死移植に反対するでしょうね。が、テレビ報道の限界を指摘し星の王子様まで紹介した彼が、全く同じ罠に読者をハメようとしているのが気持ち悪くてしょうがない。

要するに、「読んだ人が脳死移植に反対する」ように、この本は構成されています。賛成意見は隠し、脳死と完全死を故意に混同して「死人に麻酔」といったワイドショー並みの文句をちりばめ、キモチワルサを繰り返し植え付け、あまつさえ自分の意見を「隠された真実」と美化し、その一方では「自分で考えろ」とは。完全に自己矛盾しています。

脳死移植反対の書籍としては力作です。その存在は、当然必要であり尊敬に値するものです。が、妙にコレが最後の真実だどうだ言わずに単なる意見本として出すべきでした。いろんな立場で脳死問題を考えようとする読者の良心を、邪魔する本に思えてなりません。

(ちなみに、この本の意見の大半は自分の如き脳死専門外の学生レベルでも再反駁可能ですし、本書が触れなかった移植の利点とを併せて考えれば、脳死移植は十分に正当化されうると考えています、個人的には)




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