カスタマーレビュー
賞味期限2年です住宅を買う前に住宅ローンについて調べようとする人には便利な本です。 前半は住宅金融公庫の廃止、変動金利と固定金利について、元金均等返済と 元利均等返済の違いなどが書かれています。でもマイホームを買おうとする人には 常識的な話しでしょう。
中盤はこの本のセールスポイントである、各金融機関の住宅ローン比較表 (グット住宅ローン、しんきんGOOD住まいリング、城南スーパーマイホーム超固定・・・) になっています。これは個別に調べるのが大変なので重宝するでしょう。 でも下の人が書いている通り、このような個別のローンは数年で 移り変わりますので、賞味期限2年の本だと思います。
後半は住宅ローンの常識。金融機関は頭金2割、年収負担率25%で 設定することが多!のですが、ここでは頭金3割、年収負担率15-20%で ローンを組めと書いています。職が不安定になっていく社会なので、 これくらいの硬い設定で薦めていることに好感が持てました。住宅ローンを組もうとするずっと前に勉強する本「住宅ローンを組むことで想定されるリスク」について解説されていますが、現時点では目新しい話題ではないですね。住宅金融公庫の廃止によって、民間金融機関の住宅ローンが活気を帯びているわけですが(銀行の唯一の優良収益源?バルクで考えれば個人向けが一番貸し倒れが少ない?)、利用の際の「第一抵当権」や「パッケージローン」などローンの基本が説明されています。 「頭金0でも購入可能」はアリ地獄への淵となる可能性がありますから、やめましょう。賃貸の方が結果オーライです。 本書は民間住宅ローン商品を具体的に比較してあり便利です。金利や諸条件はローン実施前に再調査するとして、マイホーム購入を検討している人は一度目を通して事前勉強に良い本です。(でも3年以上たったら役にたないな…)
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