カスタマーレビュー
研究書本としてはとても読みやすい。子供を出産前に読みました。が、今0歳児を育てていく上で、実践となるようなことはあまりふれられていませんので、知育本という意味では少々力不足の感じがします。しかし、子供を育てていく上で、0歳児でもこれだけの可能性が実証されているということを知る上では大変参考になる本です。みんなで考える、子育て本を読んで、次々と読みたくなるのは、具体的に纏められ、1節ごとに、理解できる。更に専門書の翻訳なのに、カタカナがないのは、素晴らしい。読みながら、赤ちゃんになって読む時、過ぎし人生がたのしくなり、大人も、赤ちゃんの大きいのだなと考えるようになり、未来志向にも誘導されました。子育て支援の事業が進んでぢますが、みんなで読んで、それそれの立場で、考えたら、未来が良く見える本でしょう。広く読んで貰うように、働き続けたい。電車の中の親子連れを見る目が変わりました。昨年発売されたニューズウィーク日本語版の0歳児特集の記事でもふれられている本なので、読んでみようと思ったのですが、一言でいうと読み物としてとてもおもしろかったです。 赤ちゃんの意外な能力や可能性を科学的に証明するために、とても独創的な実験方法がいくつも考案されていて、実験の様子を見ているだけでも興味深かったのですが、その実験の裏づけがあるからこそ、赤ちゃんの能力をのばす原則、赤ちゃんに本当に必要なものは何かを自信をもって教えてくれているような気がします。 今では電車に乗って親子連れを見ていても、「ああ、このお母さんは自分では気がついていないだろうけど、赤ちゃんの『脳力』を伸ばしているな」と思ったり、赤ちゃんが思っているだろうこと、しようとしているこ!とが想像できて、つい笑みがこぼれたりします。 子育て真っ最中のお母さんはなかなかじっくり読む時間がないかもしれないけど、実は、実際に赤ちゃんに毎日接しているお母さんにこそ読んで欲しい本だなと思います。
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