カスタマーレビュー
入門書日本の医学教育が抱える問題について、平易な文章で書かれている。現在の問題だけでなく、未来のあるべき形について洞察されている点は興味深い。ただテーマが多岐に渡っている為、1つ1つの内容は書き切れていない気がする。また章の順番がおかしく、読み通してみると違和感を憶える。時折記されている筆者に対する医学界の冷遇や妬みについては、経歴や活動を知っていると苦笑いさせられる部分もある。ともあれ、医学に興味を持つ人間の入門書として、良い1冊。本書を面白く読んだ人は、他にも同種の本をおすすめしたい。表紙のブラックジャックは、内容とほぼ関係ない。医者を目指すなら(そうでない方も)一度は読んでみても他人に勧められて読んだ本ですが、とても為になったと思います。医学部に入り、またはさらに医者になったからでないとわからないような様々な情報が著者の経験などを元に書かれているため、とても参考になります。 中には、ちょっと医師の世界に幻滅してしまうことや、そんな世界で自分が本当に医師をやっていけるか悩まされる内容があります。しかし、そうやって揺さぶられることで新たに決意が固まり、勉強に身が入るのは確かであります。 また、医学部に入ってからの身の振り方などの参考にもなります。 この本は、医者を目指すなら読んでおいた方がよいと思われる物の一冊です!ドキュメンタリー版『白い巨塔』医局の話はすごい。放映中の『白い巨塔』のこの上ないガイドとなっている。ここまで書いてしまって、和田氏は大丈夫なの?
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