カスタマーレビュー
物語の続きを誰か書いて下さい!日本では、あまり知られていない「楊家将」。実は「三国志」「水滸伝」より面白いかも知れない。「楊家将演義」は京劇で有名で、中国では「三国志」「水滸伝」と並んで人気が高い歴史モノである。 後半の下巻では、いったい何が起きるのか。ホントは全部、教えてしまいたいくらいだが、読者のために差し控えておきたい。上下巻を一気に読んでしまったが、「続きを書いてほしい」というのが正直な感想である。ネタ元の「楊家将演義」では、最初の主人公の楊業亡き後、第2世代、第3世代……と物語が続いていく。楊業の後裔たちの活躍を北方氏の筆で描いてほしかった。ただ、あえて北方氏が、第1世代のところまでで筆を置いたのも、考えがあってのことと思う。結果として、読者の想像を駆り立てて、やまないところである。加速度をつけて終結に向かう下巻上巻は少々堅苦しい感じでしたが、下巻は2つの大戦を舞台に 楊家の武将が存分に暴れまわります。そして物語は加速度をつけて 終結に向かいます。 ラストに待っているのは勝利なのか敗北なのか。 アッと言うどんでん返しが最後に待っています。 さすが中国で長年読まれてきた物語。期待はあなたを裏切りません。 たった2冊で描かれるには勿体無い物語だと思います。 是非続編、サイドストーリーを北方さんの手で読んでみたいものです。ついに両雄激突!ついに雌雄を決する楊業と白き狼!テンポよい話の流れで、読み始めたら止まりません。そして、感動のクライマックス!胸が熱くなります。
|