カスタマーレビュー
読みやすい本だが・・・ユナイテッドアローズ、シップスとならんで、セレクトショップ御三家の一角をしめるビームスについての本である。著者は、伊藤忠ファッションシステムという会社にお勤めの方であり、1980年代、90年代、2000年代と、時代の移り変わりとともに、ファッションの大きな潮流についての分析は、興味深かった。 しかし、ビームスそのものについては、表面的な紹介に終始してしまっているように感じられた。ビームスが、どういうコンセプトでマーチャンダイズを行い、どういうコンセプトで出店を行ったか、といったことについての一通りの説明はあるものの、「だから何?」といった意味合いの解釈が少ない。 ビームスを詳しく知っている人であれば新しい発見は少ないだろうし、知らない人にとってはなぜビームスが成功したのかという納得感が得られるほどの理解は得られないように思う。 また、文章全体の構造が分かりにくく、ビームスについての文章なのか、社長についての文章なのか、トレンドについての文章なのか、話がとびとびであり、読みやすい文章であるが、頭に残りにくいのも残念であった。面白かったです販売業を経営していますが 少し仕事の方向性を見失っているときに読みました。 何が大事にすることなのかが またわかった気がしました。 お客様に支持されるために私がどうすべきなのか 再確認させてもらいました。 仕事を始めたころのわくわく感が再びよみがえりました。 経営者でなくても面白いと思います。事例を通じて「本質」に触れられる良書ビームスの事例を通じて、 マーケティング、商品開発、組織デザインの本質を 知ることができます。いい本です。 内容から著者の感性を非常に感じました。 「革新的な創造性」と「漸進的な創造性」という軸は 分かりやすいですね。 ただ、私はいわゆる「ビームス」に通っていた人間ですから、 本書で語られている内容を理解できますが、 ビームスの利用経験が少ない人には伝わるのかな? とは思いました。 また、もう少しタイトルにあるように「戦略」という切り口で 体系的にまとめられているとさらに分かりやすかったのでは、 と思います。 全体を通じて、本質が理解され、感性豊かな一冊です。 おもしろかったです。
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