カスタマーレビュー
ゆうきゆう先生の本ではありません!もし、ゆうきゆう先生の本だと思ってご購入を考えているのであれば、 これはいろいろな事情があってゆうきゆう先生は1行たりとも書いていないのに ゆうきゆう先生の名前になってしまっている本なので、よく考えて購入してくださいね読んでてなるほど!と思える作品です。この本は時間感覚について細かく書かれています。世代別の睡眠時間に関する意識調査から、遅刻という概念の誕生秘話、更に現代の日本人と昔の日本人との時間感覚の差についてなど様々な視点から時間について言及されています。また、最終章では遅刻をしてしまう人の性格や行動パターンからどのようにしたら遅刻をしなくなるかについても詳しく分析されています。 読んでみると「なるほど!」と頷いてしまう遅刻常習犯の人もいると思います。また、遅刻常習犯ではない人も、自分が知らず知らずの間に大切な時間をこんなにも浪費していたものか!と新たな発見があるかもしれません。字も大きく完結にトピックごとにまとまっているので読みやすいとおもいます。感想「遅刻の誕生」っていう根本的、起源的な話から始まり、昔の日本だったら遅刻(という概念)が存在しなかったことに驚かされます。また他のどこかの国だったら・・、なんて話も出てきて、「遅刻」が相対悪であることがわかります。そして反面、我々は現代に生き、時間を守ることがルールである日本社会に住んでいるという現実において、「遅刻」が絶対悪であることを認識させられます。 すばらしく関心したのは、著者が精神科医であるせいか、遅刻人の特徴を見事に捉え、見透かしている点です。まるで私が遅刻した日の朝の、家での行動を見られていたかのように、はたまた、私が会社に遅刻して来てどういう行動に出たかをどこかでこっそり見ていたかのように。 対処方法に関しては、『遅刻対策の劇!な対処法!』が載っているわけではないけれど、堅実、着実な方法が紹介されています。 私は、本で紹介されていた中からまず、「快眠」と「気持ち良い目覚め」から実践開始してます。遅刻。したくないと思いつつも、ついつい「ま、いいか。」、「明日からは。」、と思いつつ繰り返してしまっている人には、「まぁ、一読の価値あり」です。本文中に誤字が少し多かったのはマイナスぽいんと!!
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